当サイトでお届けする3つのメロンについて
世界にあまたあるメロンの品種とブランド。
その中から今年の『メロン専門通販』が自信をもってお届けする、
3つのメロンについてお話します。
美味しさの秘密は? 栽培上のこだわりは?
お取り寄せ前でも、お取り寄せ後でも。食べる前でも、食べた後でも。
お時間のある時にぜひお読みいただければと思います。
当サイト商品のご紹介①
クラウンメロン
マスクメロンの最高級ブランド。
静岡県の特産品であるクラウンメロンは、高級メロンであるマスクメロン=品種名アールスメロンの最高級ブランドです。
静岡で独自改良したアールスメロンを、伝統的な独自栽培で育てたものだけがクラウンメロンとして全国へ出荷されます。静岡県西部の天竜川以東の地域がクラウンメロンの伝統産地です。
独自改良を重ねた数々の種。
クラウンメロンの種は、長い年月の中で培われてきた知見と経験に基づいて、オリジナルな改良を幾度も重ねてきたものです。
現在では約20種類の品種を、四季にあわせて栽培しているそうです。このことによって、安定品質での通年栽培を現実のものとしているのですね。
由緒あるガラス温室栽培。
他のメロン産地ではビニールハウス栽培や露地栽培が多い中、静岡クラウンメロンは「スリークォーター型」というメロン栽培専用のガラス温室で育てられます。
このガラス温室は、南側の屋根の面積が大きくなっていて、太陽高度が低い冬の光でも最大限に取り入れられる工夫がされています。
また、どのメロンの葉っぱにも光がよく当たるように栽培用のベッドが配置され、北側にいくほど高くなるようにレイアウトされていたりもするんですよ。
地面から離して高床で栽培。
地面の上で直接栽培する方法を地床栽培といいますが、静岡クラウンメロンの栽培ではこの方式をとりません。あえて栽培床を大地から切り離し、高床式にして、限られた土量の中で栽培します。
このやり方を「隔離ベッド」方式といいます。そのメリットは多々ありますが、最大の利点は余分な水分・養分を吸わせずに生長をコントロールできることです。
メロンには水やりの量とタイミングが重要。時々刻々と変わるメロンの状態にあわせて水と肥料の量を絶妙に制御することで、繊細な甘味と肉質のメロンが育つんですね。
クラウンメロンの等級
クラウンメロンは、外観や糖度などの違いによって、
次のような等級に分かれています。
- 富士
- 外観・内容とも最高品質。1000ケースに1ケースあるかないかの貴重品。
- 山
- 富士に次ぐクラス。外観・内容が良質。
- 白
- 外観・内容が標準品質。全体の6割程度を占めます。
※その他、外観・内容にやや難がある加工用向けの「雪」や、網目の傷や尻の割れがある「キズ」というクラスもありますが、Fruit Farmersの『メロン専門通販』ではお取り扱いしておりません。
当サイト商品のご紹介②
一果相伝
志と探究心で創る、高知のマスクメロン。
「えらいもん作らんといかん」。この合言葉を胸に、毎日ひと玉ひと玉いつくしむように、メロンを育てている生産者さんたちが高知県の香南市にいます。
合言葉の奥にあるのは、「作り手の理屈はともかく、お客さまに満足してもらうことが一番なんだ」という強い思いと覚悟。マスクメロンのハウス栽培で、きょうも「えらいもん」を作ることと取っ組み合っています。
高知マスクメロンの極上ブランド、一果相伝。世界がさっそく認めました。国際基準である「GLOBALG.A.P.(※)」認証を取得。一果相伝メロンの絶品ぶりと、生産者さんたちのメロン作りに対する姿勢が、高く評価されたのです。
予感がします。日本を代表する新しいマスクメロンが誕生しつつある、確かな予感が。一果相伝の魅力はどんなところにあるのでしょうか?
※GLOBALG.A.P.=GOOD(適正な)・AGRICULTURAL(農業の)・PRACTICES(実践)を証明する国際基準の仕組み。
優れたハイブリッド種の探究。
一果相伝の生産者の皆さんは、「F1品種」と言われる種に強いこだわりをもっています。F1品種とは、優良な特性をもつ親株同士を交雑させることで創られる、第一世代(First filial generation)の種のことです。
たとえば「外観は最高だけど味はイマイチ」なメロンと、「外観はよくないけど味は最高」というメロンを掛け合わせるとどうなるか? 「外観も味も良い第一世代」が生まれてくるというわけです。
もちろんそんなに簡単にいくわけでもないのですが、探究を重ねる中で、種と交雑に関する知見と知恵を研鑽してきました。
自家製有機肥料の探究。
しかしせっかくの優れたDNAをもつ種も、良質な土がなければその特性を発揮できません。そこで生産者の皆さんは有機肥料の開発にも忘我。自家製の肥料作りも成功させたのです。
油かすや骨粉、魚粉や発酵菌などの厳選素材と、稲わら堆肥と山土とを混ぜ合わせ、せっせと肥料を作ります。発酵が進み、土中の温度が50度以上になったらスコップで切り返し、空気に触れさせます。こうして自然発酵させた有機肥料を、乾燥させずに生のまま圃場に運び、土にすき込みます。
成長調整剤はいっさい不使用。
また、果実の肥大や果皮の網目の形成を促す、成長調整剤というものがあります。一果相伝の栽培ではこれをいっさい使いません。
成長調整剤を使わないと、美しい網目模様を育てるのが難しくなるものです。しかし、「その困難を自らの技術で超えていくのが作り手の腕の見せ所だ」という気概を皆さんがもっている。拍手をお送りしたい心意気を感じます。
実際、一果相伝の網目模様は見事なまでにきれいなのです。これを職人技だけで実現しているというのですから驚きもなおさら。生産者の皆さんは「美しいは美味しいに繋がる」という信念をもっていると言います。うーん。名文句です。
成長調整剤を使わない自然な生育方法なため、メロンにストレスも掛かりません。おかげで一果相伝には、身崩れしにくく、日持ちもよいという特性も現れてきたということです。
美味しさを生むその他の理由。
このような独自の栽培方法で、1本の木から1個の実だけを収穫しているのが静岡クラウンメロンです。その実に全ての養分が集中するため、最高級の味が出来上がります。
また、肥料も、長年の知見をもとに厳選した有機肥料を中心に使用しているということです。これもきっと秀逸な味や肉質の決め手になっているんでしょうね。
今年もクラウンメロンの美味しさは、1ミリも揺らぐことはありません。
最新の設備導入と、徹底したデータ管理。
新しいテクノロジーも、積極的に取り入れるようにしています。ヒトのチカラと、自然のチカラと、技術のチカラの三位一体で、一果相伝は育っていくのですね。
灌水量、温度・湿度、二酸化炭素濃度などを最新設備で制御して、生育に適した環境を創出。ハウスからスマホへ送られてくるデジタルデータを確認し、異常通知のアラームが鳴ったら即座に対処できるよう、いつも心構えをしています。寝る時もスマホからは離れないといいます。
一果相伝という珠玉は、以上のような実践の継続から生まれています。
静岡クラウンメロンと同じように、やはり1本の木から1個の実だけを収穫。
全養分がひと玉に行き渡り、極上の味が実現されます。
世界も認めるマスクメロン、一果相伝。凄いメロンです。
一果相伝の等級
一果相伝は、外観や糖度などの違いによって、
次のような等級に分かれています。
- 特選
- 香り、甘み、美しさなど、職人技の粋を集めた珠玉の逸品。
- 上級品
- 特選に次ぐクラス。特別な人や特別な時のギフト向き。
- 良品
- 上級品に比べ、外観や形に多少の違い。味はほとんど同一。
※その他、網目の乱れなどがある「中身美人」というクラスもありますが、Fruit Farmersの『メロン専門通販』ではお取り扱いしておりません。
当サイト商品のご紹介③
夕映えメロン
山形県が誇る、7〜8月上旬限定の赤肉系ブランド。
フルーツ王国とも形容される山形県。春夏秋冬を通じて、美味しいフルーツがたくさん栽培されています。
もちろんメロンもその中のひとつです。日本海を臨む、県内の北西部。日本の三大砂丘のひとつに数えられる名所がそこにあります。その地、庄内砂丘こそ、日本有数のメロン産地です。
その格別な場所で育つメロンは、庄内砂丘メロンという総称で呼ばれます。庄内砂丘メロンには、青肉系の品種ではアンデスメロン、赤肉系の品種ではルピアレッドやクインシーなどがあります。そしてルピアレッド品種を代表する山形県産ブランドが、7月上旬から8月上旬にお届け時期を迎える夕映えメロン。メロンファンの中でも評価の高い逸品です。
鮮やかなオレンジ色の、ジューシーな果肉。糖度の高い見事な甘味。夕映えメロンの美味しさの秘密は、どんなところにあるのでしょう? それはやはり第一に、この地ならではの自然環境の恵みにあるといえます。キーワードは、水、土、気温の3つです。
山々がもたらしてくれる、豊饒で清らかな地下水。
庄内砂丘のある庄内地方は、昔から米どころ・酒どころとしても有名な地域です。北は鳥海山、南は朝日山地、東は月山と、三方を山が囲んでいます。
その山々の雪どけ水が、庄内砂丘へ類いまれなる良質な地下水をもたらします。まさに自然がもたらす至上の恵み。この清らかな地下水で育つからこそ、夕映えメロンのジューシーな果汁や香りが育まれるのです。
砂丘だからこその、水捌けのよい土壌。
次に、「土」です。メロンにはひとつ大きな弱点があります。湿度に弱いのです。過湿状態の土壌だと、病害が出てしまいます。
しかし、容易にイメージできることでしょうが、砂地の土質は水捌けのよさが抜群です。そのため栽培時に水分のコントロールがしやすい。このことがメロン栽培、特に夕映えメロンのような露地栽培の場合には、非常に有利に働きます。
夕映えメロンの自然でみずみずしい肉感の秘密が、ここにあります。
甘さや網目を育てる、昼夜の気温差。
メロンの栽培では、寒暖差も有利に働きます。気温差が大きいほど、果肉の甘さが育ち、果皮の網目も盛り上がってくる傾向があるのです。
庄内地方の沿岸部の気候、特に夏の気候はその条件を充分過ぎるほど満たしています。日中は強い日差しに恵まれて気温が上がり、夜は涼風に恵まれて気温が下がる。庄内砂丘は砂地ですから、そこにさらに熱しやすく冷めやすい特性が加わります。
こうした特有の自然環境が、夕映えメロンの高い糖度や果肉の緻密さ、見事な果皮の網目などを育ててくれるのです。
三拍子そろった環境で育つ、山形の赤肉をぜひ。
水・土・気温は、いわばメロン栽培に重要な三拍子。それらの最適条件を兼ね備えた地で育つことが、夕映えメロンの美味しさの秘密なのです。
この夏に食べたい、あるいは贈りたい、赤肉系の絶品メロン。
Fruit Farmersの『メロン専門通販』なら、お取り寄せできます。